ロゴを初めて作成するときにillustratorは必要か

企業やお店、或いはブランディングなどでロゴは必要不可欠です。より良いものを作る時はデザイナーさんなどに依頼する方が望ましいと言えますが、ちょっとしたお店などでは時間もお金もかけてられませんよね。そんな場合は、自分でロゴを作るしかありません。

しかし、ただお店や会社の名前を入れるだけじゃ味気がないものです。実は、ちょっとしたコツを抑えるだけでいい感じのロゴが作れるのです。


まずはイメージを作りましょう

ロゴはあなたの会社やお店、商品のための、持ち歩ける看板のようなものです。「なんかいい感じ」や、「おしゃれにしたい」だけでは良いロゴは作れません。良いロゴを作るためには、想像力を働かせて自分のロゴをより細かくイメージすることが大切です。

例えば、一言で「かっこいい」と言っても色んな「かっこいい」がありますよね。車のようなメカのかっこよさなのか、それともシンプルでモダンなかっこよさなのか、それを考えてみましょう。ただし、気をつけなければいけないのがロゴのイメージとそのロゴを付ける対象が合うかどうかです。

かっこいい車が好きだから、といって車のマークをお花屋さんにつけるとお客さんが勘違いしてしまいますよね。お花屋だからといって可愛いものじゃないといけない決まりはありません。

スタイリッシュでかっこいいデザインはできるはずです。思い浮かばない、という時はネットで画像検索してみるのもいいでしょう。もしくは、実際に街を歩いてどんなロゴがあるのか見てみるのもいい手だと思います。同じものを使うことはいけませんが、色々なデザインを参考に考えていけば、世界で一つだけのロゴデザインが出来るかもしれません。

シルエットが重要です

どういうイメージのロゴを作るか決まったら、ロゴ全体のシルエットを考えていきましょう。シルエットにもイメージが反映されます。初心者の人であれば、単純な形で考えていくのが無難です。単純な形とは、丸や四角、三角などです。

丸はご存知の通り角がないので、かわいいイメージに向いています。あるいは収まりがよく見えるので絆や和をモチーフとする場合にも丸が使われます。四角のシルエットは、すっきり、きっちりした雰囲気が出ます。高級感がある、ということを示したい場合などは四角にするといいでしょう。

また、シンプルにもしやすく、会社名を正方形に収めるだけでもシンプルでオシャレな印象になりやすいでしょう。そして、三角はバランスや安定感です。上向きの三角形は安定を、下向きの三角形はバランスをイメージしやすくなります。

英字のロゴであれば、Aなど三角形に近いものを三角に置き換えてもいいでしょう。文字の形もロゴに使われることはよくあるので、丸三角四角のどれかに近い文字を選んでその一文字をロゴにしてしまうという方法もあります。

この場合は、色やフォントなどにこだわるとオシャレになりそうですね。illustratorやphotoshopなどのソフトを使えば図形を簡単に描くことが出来るので、この機会に練習してみるのもいいのではないでしょうか。


フォントはどうすればいいの?

実は、ただ名前だけをロゴにする場合でも、フォントにこだわればオシャレで目につく良いロゴになることがあります。フォントもデザインの中では印象を左右する重要な要素のひとつなのです。いつものやつでいいや、ではなんだかボヤけた印象のロゴになってしまいます。

よく使われるフォントにはおおよそ二つの種類があります。実際はもっとありますが、詳しくない人はまず二つから考えてみた方が簡単でしょう。一つはゴシック体。真っ直ぐで太さが均一のフォントです。もう一つは明朝体。

少し横線より縦線が太く、ハネやヤマのような部分が文字にくっついています。見出しに多く使われるのはゴシック体です。なぜなら遠くからでも見えやすいからです。逆に、明朝体が使われるのは本や雑誌の本文です。線の太さが均一ではないことで、たくさんの文字が並んでいる場合に可読性が上がります。

そして、多くのフォントは〇〇ゴシック、や〇〇明朝、というようにこの二つのどちらかに分かれることが多いです。ロゴの場合、この二つのどちらかを選ぶのは「読みやすさ」という基準ではなく、これもイメージで選ぶことになります。

ポップで親しみやすい雰囲気やどっしりとさせるならゴシック、高級感やふんわりとした雰囲気を出すなら明朝体が向いています。もちろんこの限りではなく、ゴシックや明朝体にとらわれない変わったフォントもたくさんあるので探してみてくださいね。

ロゴを作るためにillustratorは必要?

デザインや写真などの印刷物を作る時に必要なもっともポピュラーなソフトがillustratorやphotoshopです。ソフトを持ってない、という人でもまず名前を聞いたことがないという人はいないでしょう。

この二つの編集ソフトのうち、特にロゴ作成に向いているのがillustratorです。

その名前の通り、イラストを作成するためのソフトです。イラストなんかかけない、という人でも図形を組み合わせて形を作る方法もありますし、イラストは書けるけどパソコンで絵を書く方法なんてわからない、という場合もillustratorでは紙に書いたイラストを取り込んで自動で線画にすることも可能です。

体験版もあるので、持っていない人は一度試してみるのをオススメします。もちろん、photoshopでも同じことは可能ですので、photoshopは持っているけどillustratorがないという人も諦めないでくださいね。

自分で本格的なロゴを作りたいなら、illustratorやphotoshopは持っていた方がいいでしょう。学生や若い方でそんなお金がないという人は似たようなソフトで無料のものもありますから探してみるのも一つです。

もっと簡単にロゴをつくるなら

では、自分でロゴを作ると言っても考えるのが大変、という人やパソコンが苦手といった場合にはどうすればいいでしょう。本当のところ、スマートフォンでもっと簡単にロゴを作ることもできます。技術の進歩、というものですね。

ロゴ作成アプリというものがあり、アプリによってはなんと無料でロゴを作ることが出来るのです。ただし、パターンがある程度決まっているためどこかの誰かとデザインが被ってしまう、ということもあるかもしれません。

もっとオリジナリティ溢れたものがいいという時はやっぱりプロのデザイナーさんに依頼してしまうのが一番かもしれませんね。最近ではプロとまでは行かなくともデザインが好きな主婦や学生にロゴ作成を格安で依頼できるようなサービスも出てきました。

とはいえ、なんと言ってもまずは自分がどんなロゴにしたいか、を考える必要がありますよ。

参考リンク:ビズアップ … 会社のロゴ